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病院のご紹介

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 いよいよ食欲の秋になりました。若い頃のように手当たり次第に秋の味覚を満喫するということはなくなりましたが、体重を気にかけながら自然の恵みを有難く戴こうと思っています。

 今年に入って高齢者が低血糖発作を起こして緊急入院する症例が複数例ありました。いずれの症例も数日前までは少ないながらも食事を摂取しており、入院後の検査からインスリノーマなどの腫瘍に随伴する低血糖ではないことが分かりました。また経口糖尿病薬などを服用していたわけではありませんでした。
 どの症例も感染性胃腸炎などで発熱と下痢があり、経口摂取がほとんどなかったために、低血糖発作を起こし、意識消失があったようです。このうち一例は輸液による栄養補給にかかわらず、入院後にも低血糖発作を起こすなど重篤感がありました。
 いろいろ考察ができると思いますが、幼小児では、慢性の栄養不良状態にあると、肝臓の糖新生能力が低下し、いざという時に肝からブドウ糖を放出できず、低血糖発作を起こすようです。とくに感染性胃腸炎を起こすと、肝にエンドトキシンが流入し、これが糖新生の重要な酵素を阻害することで低血糖発作の誘因になるそうです。小生は高齢者においても同様に考えてよいように思っています。

 近年、生活習慣病への理解が高まり、県民の健康志向は増進しています。しかし一方では、高齢者の栄養不良が指摘されはじめています。以前に他府県で開催された健康講座で「脂肪肝と生活習慣」について話題提供をしたことがありますが、二百名ほどの参加者のほとんどが高齢者であり、かつ全員と言ってよいほど、聴衆はスリムな体型をされていました。
 かつて「はまかぜ」で若い女性のスーパースリムについて書かせていただいたことがありますが、高齢者においても栄養状態を良好に保つことの大切さを感じています。

2014.11.5 院長 河田純男

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