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病院のご紹介

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 秋の夕暮れのひんやりとした冷気は、どこか澄んでいて、一日の活動が終わりを告げようとする時刻にふさわしく感じられます。時として不安な苦い香りを湛えた秋冷の大気は、自然の美しさへの感受性だけでなく、人々の探究心を高めてくれるようです。

 10月に入ると、科学的探究心の精華ともいえる、各分野のノーベル賞が次々と発表されます。とくに日本人の受賞者が発表されようものなら、私たちはなんとも満ち足りた気分にさせられるものです。近年は医学の分野でも、日本人により開発された医薬品が次々に現われて、かつては治療法が極めて限られていた難病にすばらしい効果を発揮するようになっています。とりわけがん治療の分野では、体内の腫瘍を異物と認識して、免疫力でがんを排除する機能を高めてくれる抗体薬が注目されており、今後が楽しみな状況になってきています。

 一方では、社会のロボット化が進んでいますが、医療の世界でも、その波が押し寄せてきており、外科手術が今後大きく変わろうとしています。県立西宮病院の泌尿器科では、前立腺がんの手術にロボット装置(通称:ダ・ヴィンチ)を導入することになりました。将来的には、外科系の各科でロボット手術が日常化するようになると予想されています。さらに欧米では高度な人工知能を搭載して、完全に自動化された手術ロボットの開発が、SFではなく現実に進んでいるようです。秋の夜長には、感傷におぼれることなく、レオナルド・ダ・ヴィンチのように、静かに未来に想いを馳せるのがふさわしいかもしれません。

2016.1.15 院長 河田純男

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