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病院のご紹介

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 新緑が目にしみます。緑の濃淡、彩度の微妙な違い、それらの配合の妙など見飽きることがありません。朝の陽光に映えた山並みを病棟の窓越しに眺めていると、この自然に恵まれた環境を有難く感じます。また雨が降った翌日には、植物の若い芽が驚くほどに伸びていることに気が付きます。

 四季の移り変わりと同じように、人の身体も変化していくのは誰しもが知っていることです。子供の成長もそうですし、成人の老化もその一つでしょう。

 老化と切り離せないのが、いわゆる生活習慣病ですが、糖尿病はまさにその代表格です。糖質と脂肪の過剰摂取や運動不足が、糖尿病を引き起こすことが明らかになり、それを予防するために、食生活の改善や適度の運動などが奨励されています。
これらは糖尿病など生活習慣病を未然に防ぐために行われるのですが、医学におけるこのよう領域は、一般に予防医学と呼ばれています。

 たとえば、普段の健診や人間ドックなどで、血糖が高いなど、異常値が見つかると、まずは食事や運動などを適正に行うために生活指導を受けることになります。一方、明らかに糖尿病を発症している場合には、それぞれ患者さんの状態に応じた治療が必要になるのは言うまでもありません。
最近では、新しい経口の糖尿病治療薬が次々に使用されるようになり、低血糖のような副作用が起こりにくく、安定して治療を受けることができるようになっています。

 しかし糖尿病など生活習慣病の治療には、根治的なものはほとんどなく、治療していても残念ながら病状は徐々に進行することが少なくないようです。

 ところが、近年、この治療開始の時期を早めて、生活習慣病の発病あるいは進行を未然に防ごうという考えが提唱されるようになり、「先制医療」と呼ばれています。まさに「先んずれば病を制す」というわけですが、今後の予防医学と先制医療の成果に期待したいものです。

2016.5.1 院長 河田純男

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