• ホーム
  • 病院のご紹介
  • 診察予定表
  • 交通のご案内
  • お問い合わせ

外科

肝、胆嚢・胆管、膵臓(肝胆膵)疾患

  • 肝、胆嚢・胆管、膵臓(肝胆膵)疾患
はじめに

肝臓、胆嚢・胆管、膵臓の病気で、外科で治療するものには、胆石症や膵炎などの良性疾患から肝臓がん、膵がんなどの悪性腫瘍まで様々なものがあります。がんの治療で大切なことは、“エビデンスに基づく標準治療”を正しく提供することです。私たちはこれを基本に、患者さん毎に最適な治療法を提案し、手術を核とした質の高い治療を提供しています。
“エビデンスに基づく標準治療”は、全国規模の臨床試験などを通じて確立され、次々に塗り替えられています。ですから当科では、患者さんに常に最新の情報を提供できるように、また、新たな標準治療の確立に貢献すべく、多施設共同臨床試験に積極的に参加しています。
一方、胆嚢結石症、総胆管結石症の治療で大切なことは、胆道系の深い理解と経験に基づく的確な治療を提供することです。“胆石が取れればこと足れり”ではなく、膵胆管合流異常症や膵胆道逆流症などに対する知識と経験、さらには腹腔鏡下手術の確かな技術と経験が必要です。消化器外科の中でもとりわけ肝胆膵外科は、病状(病態)が複雑であったり、診断が難しい場合もあります。また手術が必要かどうか、手術可能かどうかなどの判断には十分な経験が必要です。当科ではわかりやすく説明いたします。できるだけ紹介状をお持ちになって受診してください。

肝胆膵カンファレンス

当院では、外科、消化器内科、放射線科の3科合同で週1回の検討会を行っています。患者さん毎の病変、病状に応じた最善の治療法を“オール県西(肝胆膵)チーム”で検討し、万全の体制で臨んでいます。

肝臓

悪性腫瘍では、肝細胞がん(いわゆる肝臓がん)や転移性肝がん(大腸がんの肝転移など)の切除を数多く手がけています。良性疾患では、肝嚢胞や肝内結石症、良性腫瘍などの治療を行っています。

肝細胞がん

肝細胞がんの治療法は次の4つに大別されます。
①切除:外科手術で切除すること。
②ラジオ波焼灼術(RFA):患部に針を刺し加熱して治療する方法。
③アルコール注入療法(PEIT):患部に針を刺してアルコールを注入する方法。
④肝動脈化学塞栓療法:足の付け根から入れた血管内カテーテルを肝動脈まで進めて行う治療。
当院では、これらの中から患者さん毎に最適な治療法を肝胆膵カンファレンスで検討し、患者さんに提案します。当科では安全な肝切除術式が確立しており、門脈内腫瘍栓を伴う進行したものまで積極的な切除を行っております。

転移性肝がん

転移性肝がんでは大腸がんからの肝転移が最多です。大腸がん肝転移は、切除可能であればできるだけ切除することが勧められます。当科では2度目、3度目の肝切除にも豊富な経験を持っています。また、肝転移切除後の再発を抑えるために、術前や術後に化学療法を積極的に取り入れています。この分野も近年長足に進歩しており、臨床試験に取り組みながらup-to-dateな治療法を提供しています。転移個数が多くても、肝切除後の再再発でも切除可能な場合も多いので、他の病院で切除を受けられた方でもご相談ください。

胆道(胆嚢、胆管)

悪性腫瘍には胆道がん(胆管がん、胆嚢がん)があり、良性疾患には胆嚢結石症、胆嚢ポリープ、総胆管結石症などがあります。

胆道がん(胆管がん、胆嚢がん)

黄疸や肝機能異常で発見される場合が多い悪性腫瘍です。当院では、黄疸の患者さんの診断・治療も肝胆膵カンファレンスを軸に進めています。外科、内科が分担して種々の減黄処置(黄疸を解除する処置)を行い、診断を進めます。その上で切除適応症例には積極的な切除手術を行っています。一方、胆道がんにおいても化学療法が進歩しつつあります。当科では多施設共同臨床試験に取り組み、積極的な化学療法を行い、予後の向上に取り組んでいます。

良性疾患ー胆石症(胆嚢結石症、総胆管結石症)、胆嚢ポリープなど

胆嚢の良性疾患に対しては、可能な限り腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っています。胆石症は良く知られた疾患ですが、患者さん毎に解剖、病態が異なることから、胆道疾患に対する深い知識と経験が求められます。頻度は少ないものの重篤な合併症も報告されており、安易な治療ではいけません。当科では術中胆道造影検査を原則とし、後に憂いを残さない治療に努めています。総胆管結石症に対しては、肝胆膵カンファレンスで内科的治療と外科手術の適応を検討します。手術に際しては、可能ならば総胆管の縫合閉鎖を行っており、術後在院日数の短縮が得られています。

膵がん

切除適応となる膵がんに対しては、門脈合併切除を約半数に行うなど積極的な切除を行っています。手術の質とともに化学療法も重視しており、本邦での代表的な多施設共同研究に参加し、最新の治療情報の患者さんへの提供とエビデンスの発信に努めています。
(担当:横山・太田)

前のページへ戻る

ページトップへ