当院では、消化器疾患の迅速な診断と治療を目指し、平成26年1月から、消化器病センターを開設いたしました。消化器疾患は、急性虫垂炎や腸閉塞などの救急疾患、がんやGIST（消化管間葉系腫瘍）などの悪性疾患、胆石症や胃潰瘍などの良性疾患など多岐にわたり、迅速に診断、治療を行うには、従来の内科、外科の垣根をなくす必要が生じてきました。そこで、内視鏡センター、CT/MRI、血管造影室などがそろう3Fのフロアーに消化器内科医と消化器外科医を集結させて消化器病センター外来を立ち上げました。

これにより、月曜日から金曜日まで毎日消化器疾患の対応が可能となりました。内視鏡検査やCT検査は同日受けていただくことができます。内科的治療を要する方は消化器内科医が担当し、外科的手術を要する方は、緊急でなければそのまま入退院支援センターで手術日とそれまでに必要な検査日程が綿密に組まれます。このスムースな診断と治療の流れが消化器病センターの特色といえます。

病棟も再編しています。従来の消化器内科病棟（10F）と外科病棟（7F）を統合し、ともに消化器病センター病棟として、内科と外科の垣根をなくしました。消化器内科医と消化器外科医が同じ病棟で消化器疾患を共観することでそれぞれの強みが発揮されることになります。

消化管（食道、胃、十二指腸、大腸、肛門）、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、腹膜（ヘルニアを含む）などの消化器疾患の診断と治療。
具体的には、内科ならびに外科のページをご覧ください。

2023年5月1日現在