「放射線」は目に見えず、臭いもなく、体に当たっても何も感じませんが、体の表面や奥にある病気を見つけたり、治療することができます。
放射線診療に携わる診療放射線技師は23名です。放射線機器は年々性能がよくなり、機器の精度向上と共により患者さんに優しい検査へと進化しています。私たちは機器の性能を生かせるよう、より良い医療の提供をめざし取り組んでいます。
各種資格認定等
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師、第1種放射線取扱主任者、医用画像情報専門技師、放射線管理士、放射線機器管理士など
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一般撮影部門は、胸部や腹部、また頭部から四肢などのX線撮影を行う部門です。
当院の一般撮影系はDR(デジタルラジオグラフィ)装置を使用し、全面デジタル化が実現されています。デジタル画像処理技術により、高画質な画像が提供可能となりました。高感度、低ノイズ処理システムにより、さらに低被ばくでの撮影が可能となりました。
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64列の多列検出器を装備したCT装置が2機あり、どちらも平成30年に更新・バージョンアップした最新機種です。この装置は放射線被ばくが少なく、より短時間で高画質な画像を撮影することが可能です。
また、Dual Energyという新しい技術を用いることで、造影剤を減量しても従来とほぼ同等の画像を得ることが出来るようになりました。
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1.5T MRI装置を用い、全身のさまざまな部位の検査を行っています。
検査中は大きな音がしますが、放射線を使わずに詳細な検査が可能です。
検査時間は20~30分、造影剤を使用する検査では40~60分です。
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血管造影室では目的部位の血行状態(血管の狭窄や瘤の有無、腫瘍経路の把握など)について造影剤を用いて視覚的に評価し、必要に応じてその場で治療が行われます。
これらは手や足の末梢血管より目的の部位へカテーテルと呼ばれる細い管を到達させて行う手技であり、患者さんの身体的なダメージが外科手術より少ないことから適応疾患の範囲が拡大しつつある注目の分野です。
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アイソトープ検査とは、ごく微量の放射線をだしている薬(ラジオアイソトープ)を目印として用い、病気の診断をする検査です。ラジオアイソトープで目印をつけた薬を体内に投与(静脈注射)すると、特定の臓器や組織に取り込まれます。
これを「ガンマカメラ」と呼ばれる特殊なカメラで測定し画像にします。放射線の測定は大変高い感度で行えますので、ごく微量のラジオアイソトープで安全に、苦痛もなく身体の各部分の形態や機能を画像にすることができます。
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放射線治療は手術・化学療法と並ぶがん治療の3本柱の1つです。手術と同じ局所療法ですが、臓器の機能・形態を残して治療ができる点が特徴です。
当院の装置では2種類のX線と6種類の電子線を照射することができ、病気の位置や種類によって使い分けて治療を行います。

CT・MRI・RI・マンモグラフィ・透視検査などの検査をご利用いただけます。予約は電話・FAXの他、インターネットサイト「むこねっと」でも受け付けております。詳細は当院地域医療連携センターまでお問い合わせください。
患者さんへ
共同利用による検査にはかかりつけ病院や診療所の先生からの紹介が必要となります。
ご希望の方はかかりつけの先生にご相談ください。
