医療関係者の方

保険薬局へのお知らせ

疑義照会とプロトコルについて【専用FAX番号:0798-23-2340

(1)疑義照会について

処方内容に関する疑義照会は処方医師に直接電話で照会願います。またその結果、処方変更となった場合は「疑義照会報告書」と当該処方箋に疑義照会内容・回答等を記入し、薬剤部にFAX送信をお願いします。なお、後発医薬品への変更調剤については報告不要です(一般名処方の変更を含む)。

(2)院外処方箋における疑義照会プロトコルについて

プロトコル合意書により、当院と合意を得られた保険薬局及び薬剤師会・会員施設からの院外処方箋に係る疑義照会不要例については、医師の同意がなされたとして、個別の処方医への同意の確認を不要とします。変更調剤した場合は、その内容をお薬手帳に記載のうえ、FAXで当院薬剤部に送信してください。

合意書は、必要事項を記入・押印のうえ、原本を1枚当院薬剤部に送付していただきますようにお願いします。

薬剤情報提供書(トレーシングレポート)【専用FAX番号:0798-23-2340

(1)薬剤情報提供書(トレーシングレポート)

当院では地域保険薬局と連携し患者情報を共有することで、適正で安全な薬物療法につなげることを目的として、薬剤情報提供書トレーシングレポートを活用しています。保険薬局で得られた情報(処方医師への情報提供が望ましいと判断されたもの)について、FAXで当院薬剤部に送信してください。当院薬剤師はその情報を処方医に報告して対応を協議し、保険薬局にレポートを返信します。なお、処方内容に関する疑義照会は、通常どおり処方医に照会をお願いします。

(2)腎移植患者用の薬剤情報提供書(トレーシングレポート)

当院で腎移植された患者(免疫抑制剤を継続して服用する患者)を対象として、患者の同意が得られた場合に、当院からかかりつけ薬局に、薬剤情報提供書(トレーシングレポート)による情報提供を行っています。
双方向での情報共有をはかるため、アドヒアランスに関する事項、当院以外の医療機関から免疫抑制剤と併用注意の薬剤(相互作用により血中濃度上昇が予想される薬剤)が新規に開始された場合、副作用が疑われる症状を聞き取った場合等、情報共有が必要と考えられる場合には、FAXで当院薬剤部に送信してください。当院薬剤師は、その情報を処方医に報告して対応を協議し、保険薬局にレポートを返信します。

がん化学療法について【専用FAX番号:0798-23-2340

(1)「県立西宮病院がん化学療法レジメンについて」(令和4年9月更新)

レジメンに関する情報提供や副作用が疑われる症状を聞き取った場合等、情報共有が必要と考えられる場合は当院薬剤部にFAX送信してください。なお、処方箋に対する疑義照会は、通常どおり処方医に照会をお願いします。

(2)肝癌治療分子標的薬の手足症候群・高血圧対策マニュアル及びパンフレットの掲載について

肝臓癌で当院からソラフェニブ(ネクサバール錠®)、レンバチニブ(レンビマCap®)、レゴラフェニブ(スチバーガ錠®)及びカボザンチニブ(カボメティクス錠®)を処方されている患者様向けに以下のパンフレットを作成いたしましたので参考にしてください。今後、肝臓癌で上記の薬剤を服用される患者については、薬剤師がお薬手帳に貼付する「薬剤管理指導記録」の薬剤名の右に「(肝臓)」と記載します。

(3)乳癌ベージニオ®服用中の下痢等の対応方法に関するパンフレットの掲載について

抗悪性腫瘍剤CDK4/6阻害剤「ベージニオ®」では、下痢が高頻度で発現しますが、止瀉薬の適切な服用により重篤な症状に至ることは少ないことが知られています。
当院乳腺外科では、ベージニオによる下痢発現時の対応方法等に関する患者向けリーフレットを作成しましたので、薬局での患者指導の際に参考としてください。

慢性腎不全患者のCKDシールについて

当院の腎臓病内科を受診するeGFR30未満のCKD(慢性腎不全)患者のうち、同意が得られた患者を対象に、お薬手帳へのCKDシールを貼付しています。
当院のCKDシールを貼付したお薬手帳を持参した患者が来局された場合は、腎機能を考慮した疑義照会の要否の目安等として、ご活用ください。なお、CKDシールを貼付した患者には、下記「CKDシールのお薬手帳への貼付について(西宮市薬剤師会へのお知らせ)」PDF添付の資料を配布して説明を行っています。

その他参考資料