エラストグラフィ(Ultra Sound Elastography:超音波組織弾性映像法)
2013年06月25日
乳腺が発達している40歳以下の女性には超音波検査が向いているといわれますが、超音波画像の正確な読影は医師や技師の経験に頼る部分が大きいため要精査(精密検査が必要)率が高いという傾向があります。
この弱点を補うため登場したのがエラストグラフィです。これは、組織の硬さをリアルタイムで画像化する技術で、良性病変に比べてがん組織が”より硬い”ことを利用してがんを検出する方法です。(図1)
当院中央超音波センターはエラストグラフィを導入した超音波検査を実施しており、診断精度の向上に取り組んでいます。
(主任検査技師・真田浩一)